アンチエイジングで忘れがちな手の甲のケア、若々しい手に見せる為の10のポイント
アンチエイジングのためにフェイスケア、ボディケアは完璧にしているならもう一つやっておきたい部分があります。
手の甲です。
顔だけでなく手の甲は意外と周りからみられているんです。
どんなに顔や体をケアしていても手のしわや血管の浮き出た状態をみると年相応の手になっていて「劣化」だとか「老け手」などバレバレですね。特に世界のセレブ達はその差の激しさによく話題になっていますが、それは一般的な私たちも同じです。
手を見て「実は老けてる?」なんておもわれないために、どうやったら手のアンチエイジングが出来るのかを見ていきましょう。
手が老けて見えるポイントは何だと思いますか?
おばあちゃんの手を思い出してもらうと分かると思いますが、手をみて老けていると思うポイントは、手のしわ、しみ、血管の浮き出方です。
この中でも血管の見える状態は悩みの種で、ケア方法が分からず悩んでいる女性が多いと言われている2つのタイプがあります。
- 手の甲の血管の浮き出た状態は「ハンドべイン」
運動や圧迫で一時的に出来た場合ではなく、常に血管が浮き出て見える状態のことです。 - 血管の青い筋や毛細血管の赤い筋が見える事は「スパイダーべイン」
30代を過ぎたぐらいから手や足に見えることが多いと言われています。
しみ、しわはもちろんこの目立つ血管はなぜ出来てしまうのでしょうか。
手の甲の血管やしわ、しみが増える理由とは!?
手が老化する原因は加齢だけでなく生活習慣の影響が大きいと言われています。
どんな生活習慣が老化の原因になるのかを具体的に見てみましょう。
- 紫外線対策をしていない
紫外線のUV-Aは真皮層まで届き皮膚を老化させます。紫外線対策をしていないことが肌を老化させていることになります。 - 血管が老化している
血管の老化も加齢だけではありません。生活習慣が大きく関わっています。
糖分やコレステロールの多い食事、運動不足、飲酒、喫煙、睡眠不足などを繰り返していると血管が老化することで血管の柔軟性が失われたり、血管の壁が厚くなることで太くなったりして目立つようになります。 - 痩せている
痩せている人は皮下脂肪が少ないので血管が浮き出てみえやすいと言われています。
手の皮下脂肪はもともと少なめなので、痩せ型体質や急激なダイエットをすると目立ちやすくなったりします。 - 遺伝
生活習慣も悪くなく、痩せすぎでない場合は遺伝の可能性もあります。家族で腕や手の血管が浮き出ている人がいる場合は遺伝的な要素がある場合もあります。
若々しい手になるためのセルフケア&ポイント10選
手のしわや血管の浮き出てきてもケアの仕方が良く分からない人も多く、ハンドクリームを塗っているだけという人もいると思います。
手のアンチエイジングケア方法と若々しい手に見せる為のポイントを紹介します。
1.保湿をする
ハンドクリームを塗る前に、化粧水をつけて保湿をしましょう。
水で手を濡らす回数が多いので手の油が無くなり、乾燥しやすい状態になります。しっかりと化粧水で保湿をしてからハンドクリームでコーティングすることが重要です。
家であるもので出来る簡単な保湿方法を紹介します。
その1.食器洗いをしながら保湿
美容液や保湿オイルを手に塗ってから使い捨てのビニール手袋をして、その上からゴム手袋をする。熱めのお湯で食器を洗う。終わったらハンドクリームを塗る。
その2. テッシュパック
手にティッシュを置き、上からスプレータイプの化粧水をティッシュがしっとりするまでかける。指の間に切れ目をいれて、指先までしっかりと密着させます。ビニール袋をかぶせ、3分ぐらい放置。全部とったらハンドクリームを塗る。
2.日焼け止め・紫外線対策をする
紫外線が肌へのダメージを老化させるので、紫外線対策が重要です。日傘やUV手袋、アームカバーなどで直接紫外線が当たらないようにすることはとても効果的です。日焼け止めを使用する場合は、手を洗った後などは一緒に洗い流してしまっているので、塗り直すようにすると効果を保つ事ができます。
3.スクラブ
手のケアをあまりしていない状態だと、角質が硬くなっている場合があります。スクラブを使う事で、角質がとれて肌が柔らかくなります。スクラブはやり過ぎると肌を傷める可能性があるので、使用方法を正しく守って使用するようにして下さい。
週に多くても3回までぐらいにしておくと安心です。
おすすめはソルトスクラブとシュガースクラブです。ソルトスクラブは角質をしっかりと落としてくれますし、シュガースクラブは優しく肌を柔らかくしてくれます。
自宅でスクラブを作る時は、肌への刺激を考えて粒が小さい物を選んでください。
ソルトスクラブ(塩1:オイル2)、シュガースクラブ(砂糖4:オイル1)の割合で作る事も出来ます。
4.グリコリックアシッドが入った製品を使用する
エステなどでもピーリングに使用される成分のグリコリックアシッドは、角質を取り除き肌を柔らかくする働きがあると言われています。
製品によって含有量が違うので、使用方法を守って正しく使ってください。
5.美肌になる為の栄養素の摂取
美肌に大切な栄養素を食事で摂るのが一番大切です。ビタミン、たんぱく質、脂質をバランスよく摂るようにしましょう。
食事で摂るのが難しい場合は、体内部分をサプリで補うのも良いかもしれません。
アンチエイジングにはマルチビタミンというのを聞いたことがあるかもしれませんが、マルチビタミンはメーカーごとに成分が異なりますので必要な栄養素が含まれているかを確認して使うようにして下さい。
特に手のアンチエイジングを目的とするなら、カルシウム、ビタミン、C、E、コエンザイムQ10が含まれているのを選ぶと良いと言われています。
6.ネイルケアをする
ネイルケアで甘皮処理をしたり爪の形を変えるだけ手の印象は若々しく変わります。
爪の長さを出すと指を長く見せる効果もありますし、マニキュアやジェルネイルなどをつけると色によっては肌を明るく見せる効果もあります。
自分の肌色との相性をみながら選んでみると良いですね。
7.ジュエリーをつける
ジュエリーをつけている人とつけていない人では、つけている人の方が若々しい印象があるそうです。
選ぶ時のポイントとしては、指が短めな人は細めの指輪を選ぶと指が綺麗に見えます。
太めな指輪は指を太く見せてしまうので、ネイルとのバランスを見ながら選んでください。
8.手袋をする
アンチエイジングに手袋が必要な理由は3つあります。
- 紫外線対策のために外出する時には手袋やアームカバーをする。
- 食器洗い、洗濯など洗剤を使う時はゴム手袋で保護する。
- 寝る前に保湿の為にもハンドクリームを塗ってから綿やシルクの手袋をする。
9.30歳過ぎたら痩せすぎに注意
手の甲の皮下脂肪は他の部分に比べると少ないと言われています。
痩せ型の人は皮下脂肪がもともと少ないので、手の甲の皮下脂肪もより少なくなりますので、血管が目立ちやすくなります。
ダイエットのし過ぎも同じです。
ダイエットは肝臓から遠い部分から痩せていき、太る時は肝臓から近い部分から太ると言われています。
手足から痩せていき、お腹やお尻といった部分は後から痩せてきます。痩せすぎて手の血管が目立ってきたから少しだけ戻そうと思っても皮下脂肪が先について行くのはお腹やお尻からなので手に皮下脂肪がつくころには洋ナシ型のお腹になってしまうかもしれません。
ほっそりとした体型も魅力的ですが、老け手にならないためにはほどほどにしておいた方が良さそうです。
10.マッサージ
血流を良くしたり、リンパの流れを良くして冷えやむくみを解消するためにマッサージをします。
手と腕のマッサージ方法
- ハンドクリームや美容オイルをつけます
- 親指から順番に小指まで1本ずづ圧迫します
- 圧迫の仕方は、反対側の手全体で握るようにしても良いですし、親指と人差し指でつまむように圧迫しても良いです。
つまむ場合は上下の圧迫の後は側面の圧迫もするようにして下さい。 - 腕をまっすぐ伸ばし、指を手の平と反対側に限界までゆっくり傾けます
- 腕をのばしたまま、手の平側に限界までゆっくり傾けます
- 腕をのばしたまま(少し頭の方に上げると気持ち良いです)、手首からヒジ、ワキにむけてゆっくりマッサージします
お金をかけてでも手のハリを取り戻したい人へ
お金をかけても早くきれいになりたい人には、美容外科が良いのではないでしょうか。
効果はやはりとても速いと思います。美容外科で出来る手のトリートメントも様々ありますので一部を紹介しておきます。
- レーザー
レーザーを皮膚(真皮と呼ばれる皮膚の中層)にあて、治る力(創傷治癒)を利用してコラーゲンの再生を促す治療法です。 - 脂肪注入
自分の脂肪を採取し、精製、加工したものを注射する治療法です。 - 多血小板血漿(PRP)注入
自分の血液を遠心分離し、肌再生に必要な細胞成長因子を取り出して注射することでコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す効果がある治療です。
最近のレーザーはダウンタイムが必要無いものもあったり、注射による治療も再生医療みたいなものが増えているので自然な仕上がりになると言われています。
まだまだ高額ではありますし、美容外科によって治療方法も様々なのでじっくり検討してみた方が良いかもしれません。
まとめ
手の甲のアンチエイジングはいかがでしたか?
手は一番使う部分ですのでそれだけ過酷な環境にいつもあるということ。
紫外線対策と保湿を習慣にして何年後も若々しい手でいられるように毎日のケアをしてください。