薬に頼らない便秘対策!腸美人になる方法5選
近年便秘に悩まされている人が増加しているという程、20~30代の約7割の女性が便秘・・・というほど便秘女子が多いのです。
最近肌荒れが酷いし、肌の調子が悪い・・・食事の量も変わらないのに、体重が増える、そんな肌や、身体の不調は、便秘が原因かも!?
便秘をそのままにしておくと、病気の原因や、なんと言っても『美の大敵』です。
そんな現代病とも言える便秘を解消する方法をお伝えしたいと思います。
便秘とは?
毎日快調に排便があり、バナナ状のツルンとした便が、健康の証です。
毎日排便しているからと言って便秘じゃない訳ではなく、排便後に残排感があったり、すっきりしない場合には、便秘です。
- 水分の少ない硬い便
- 排便の量が少ない
- 残便感がある
- 3日以上便が出ない
等が便秘の主な症状です。
便秘の原因とは?
女性に多い便秘の悩み・・・。
便秘が続くと、ぽっこりとお腹が出てきて、気分もすっきりしませんよね。
「そのうち出るから」なんて便秘を放っておくのは美容にも、健康にも悪影響なのです。
便秘は女性に多い?
男性より女性に多いと言われる便秘ですが、原因は色々あります。
便秘が女性に多い訳
- 男性に比べて、女性は筋肉量や、筋力が少ないため、腹筋の力も弱く便を送り出す力も弱い
- 特に女性は、出先や人前で便意をもよおしても、我慢してしまう
- 食事量を減らす過度なダイエットで、食物繊維や水分が不足して、便が硬くなり、腸の働きを低下したりする事で排出されにくくなる
- 生理前や妊娠の際は、女性ホルモンである『黄体ホルモン』が多く分泌されるため
(黄体ホルモンは、身体に水分を溜め込むように指示を出すので、便の水分を吸収し、便が硬くなったり、流産しない様に子宮収縮を抑制し、その働きが、腸にも影響を及ぼして、大腸の蠕動(ぜんどう)運動の働きを低下させてしまうのです。)
ストレスによる便秘
美容や健康の大敵でもあるストレスですが、実は便秘の原因でもあるのです。
ストレスは、交感神経、副交感神経を司る自律神経を乱します。
この副交感神経が、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促しますが、ストレスによって、副交感神経の働きが低下して、蠕動運動が弱くなり、便秘となってしまうのです。
運動不足による便秘
排便の際は、腹筋を使います。
運動不足によって筋肉が衰える事で、排便がスムーズに行えなくなり、便秘の原因になるのです。また、軽い運動は、副交感神経を高めてストレス解消効果もあります。
あくまでもウォーキング等の“軽い運動”でOK!過度な運動は、逆にストレスの元となるので注意しましょう!
薬の副作用による便秘
生活習慣や食生活などの便秘の原因を改善したにも関わらず、症状が改善しないという場合は、薬の副作用という場合もあります。
薬の中には、副作用で消化器官の働きを弱める薬もあります。
日常的に薬を服用している人は、1度医師に相談してみる事をオススメします。
便秘解消でアンチエイジング効果で美肌に!?
便秘の原因にもある“ストレスや運動不足、ホルモンバランス”は、美とも密接な関わりがありますが、便秘解消がアンチエイジングに効果的なんて驚きですよね。
便秘が肌荒れや老化肌引き起こす原因
便秘は、長い間腸内に便が溜まった状態の事ですが、便は必要な栄養素を取り除いた後の老廃物です。
その老廃物が、常に腸内に溜まっていると、腐敗して、有害物質が発生します。
その有害物質が、『腸壁から吸収され→血液→全身へ』と運ばれ、汗や皮脂として排出されますが、有害物質の排出に忙しいせいで、もともとの皮膚の働きであるターンオーバーが正常に働かず、乱れる事で、肌荒れや、ニキビ、吹き出物などの肌トラブルや不調の原因になるのです。
『肌は内臓を映す鏡』と良く言われる様に、便秘を解消する事で、健康な肌、美しい肌、若々しい肌のアンチエイジング効果に繋がるのです。
便秘解消がダイエット効果もある!?
肌のターンオーバーにも影響を及ぼす有害物質は、腸内環境を悪化させて、本来の身体の新陳代謝も同じように乱れてしまうので、脂肪燃焼しにくくなるため、“皮下脂肪などを溜め込みやすい=太り易い身体”となっています。
逆に、便秘解消する事で、新陳代謝が活性化して痩せ易い身体になる=ダイエット効果に繋がるのです。
便秘薬に頼らない!根本的に辛い便秘を解消する方法
長期間の便秘で、お腹がパンパンになり、食欲不振や、肌不調や体調不良、排便出来ないストレスから、もっと便秘が悪化して悪循環ですよね。
ですが、安易に下剤や便秘薬に頼るのはNG!なのです。
薬ばかりに頼る事で、自己排泄機能が低下してしまい薬ナシでは排便出来ないなどという薬依存症にも為りかねませんし、薬は少なからず副作用を伴います。
一般的な副作用としては、腹痛、吐き気、食欲不振などがありますし、下剤の種類によっては、身体に耐性がつきやすくなり、薬の効果が出なくなるといったものもあるのです。
便秘は、根本から改善する事が大切なのです。
食物繊維や発酵食品が便秘解消に効く!
便秘の原因でもお伝えしたように、食事を減らす事は便秘にとっても、ダイエットにとっても逆効果なのです。
バランスの良い食事が便秘解消、美の基本になるのです。
2種類の食物繊維
食物繊維には、水溶性と、不溶性食物繊維があります。
便秘に食物繊維が効くというのは知っている人も多いとは思いますが、片方のみを摂取すると便秘が悪化する場合もあるので、両方の食物繊維をバランス良く『不溶性:水溶性=2:1』摂取する事が大切なポイントです。
水溶性食物繊維は、便をやわらかくしてくれる働きや善玉菌を増加させて腸内環境を整えてくれる効果があり、
不溶性食物繊維は、便のカサ増しや、繊維が腸を刺激してくれるのです。
不溶性食物繊維:サツマイモ、かぼちゃ、きのこ類等
水溶性食物繊維:わかめ、こんぶ、いちご等
1日に必要な目標摂取量は、18g以上となっていますが、足りていない人が殆どなのです。
便秘解消には、食物繊維を積極的に摂取しましょう!
発酵食品
健康な腸には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類が、2:1:7の割合でいると言われています。
便が溜まった状態では、腐敗した便を餌に悪玉菌が増殖してしまい、腸内環境が乱れて有害物質を発生させ、
肌や身体の不調を引き起こしますが、発酵食品に含まれている乳酸菌が腸の中の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれる効果があるのです。
- 納豆
納豆菌は生きたまま腸まで届き、善玉菌の働きを助けて、
悪玉菌を撃退してくれます。 また、水溶性、不溶性食物
繊維がバランスよく含まれている効果的な食品なのです。 - ヨーグルト
乳酸菌は善玉菌の1種で、乳酸菌を腸内で増やすオリゴ糖と
一緒に摂るのが効果的です。
その他にも、チーズ、漬物、キムチなども乳酸菌が豊富に含まれた食品です。
水分不足は、カチカチな硬い便の原因にもなるので、適度な水分摂取も大切です。
簡単便秘解消エクササイズ5選!
ウォーキングなどの軽い有酸素運動
有酸素運動は、排便を促す副交感神経を活発にすると同時に、便の排出する際に必要な腹筋にも効果的なのです。
ウォーキングといっても通勤や通学の間で歩く距離を伸ばすとか、家事をするときにモップを使っていたのを雑巾がけにしてみるとかその程度でもOKです。適度な有酸素運動を始めてください。
腸体操
立ったままの状態で、腰を左右交互にひねるだけの簡単な体操ですが、腸が刺激される便秘解消体操なのです。
お腹のマッサージ
おへその周りを、時計周りにマッサージする事で、腸が刺激されます。
仰向けに横になり、人差し指、中指、薬指を使ってやさしく、リズム良く押すことで腸に刺激を与えやすくなります。
内臓を刺激する腹筋
仰向けに横になり、ひざを立てる。腰を浮かし背骨がまっすぐになるまで腰を上げ10秒キープ。背骨の動きを感じながらゆっくり下ろす。
うつぶせ10分、ごろごろ寝転がり5回
うつ伏せの状態を1日に10分。次に左右に寝転がるのを5回。小腸と大腸に刺激を与えるので便秘解消、腸を健康に保つことが出来ます。
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まとめ
いかがでしたか?
便秘には食事と日常生活の姿勢、ストレスや運動不足いろいろなことが絡み合っているのです。
辛い便秘を根本的に解消する事で、アンチエイジング効果や、ダイエット効果も得られて、あの何となく憂鬱な不快感からも解放されます。
下剤での便秘解消は、その一時の効果でしか無く、根本的な解消にはなりませんし薬の効きが悪くなると服用が増えるだけです。
軽い運動や、バランスの良い食生活は健康にも美容にも大切なベースとなります。
そろそろ、しつこい便秘とさよならして美腸=美人道を極めましょう!