人間関係に疲れたら・・・気持ちを楽にする13の方法
私たちの悩みはだいたいが人間関係と言われています。
職場だけでなく、友達や家族との人間関係も時としては、疲れを感じることありませんか?
「もううんざり・・・」となる前に、自分の気持ちを楽にする方法を紹介します。
その1.人間関係に疲れたというのはどんな時?
思い通りに事が運ばないと、人は不満を感じます。
誰かに嫌なことを言われたとします、するとそれは言った相手が悪いですよね。
質問です: あなたはこの時どんなことを感じていますか?
「なぜ言われなければならいの!」
「そんな言い方される必要が無い!」
こう感じるのは、
自分が嫌なこと言われるわけがない
もっとこう言ってほしかった
と思っていませんか?
あたたの「思い通り」になっていないですよね。
「じゃあ、私が悪の?」
と思うかもしれませんが、これは違います。
細かく言えばそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
その時その時で状況に応じて変わるものですから。
一つ言えることは、他人の意見と自分の意見は違うのが当たり前ということです。
だから、全てを受け入れる必要はありません。
違うという事を受け入れていくことが人間関係の疲れを予防することにつながります。
その2.人間関係に疲れやすい人によくある特徴って?
人間関係に疲れやすい人にはこんな特徴があるといわれています。
- 気を遣いすぎて、言いたいことをいわない。
- 気を遣いすぎて、やりたいことをやらない。
- 周りからどう思われているかが気になる。
- 他人の言葉の裏ばかり考えて思いこんでしまう。
- 悪口や陰口を言ってしまう。
- 頼まれたことを断れない。
当てはまるものはありましたか?
当てはまるものが多い場合は、人間関係に疲れやすい傾向があります。
たまに考える程度であれば問題ないですが、いつもこういったことを考えていると人間関係に疲れやすいといえるでしょう。
その3.人間関係に疲れたら 気持ちを楽にする2:6:2の法則を思いだそう!
もともとは経済学者がみつけた法則でパレートの法則(8:2の法則)というもがあるのですが、この法則はビジネスやマーケティングだけでなく人間関係でもあたはまるものといわれています。
この法則はよくアリで例えられたりするのですが、働きものと思われているアリの中でもよく働くアリ、そうでないアリに分かれるんだそうです。
すごくよく働くアリ 2割
少し働くアリ 6割
全く働かないアリ 2割
しかも、この働かないアリだけを集めると、また2:6:2の割合にわかれるんだとか。
自然界(アリの世界)でも逃れられない法則なので、ビジネスや人間関係でもこの法則は当てはまるのではないかと考えられています。
人間関係に当てはめていうと、
2(意見が合う人):6(どちらでもよい):2(意見が合わない人)
という割合で分かれているということなんです。
もしもこの割合が変わらないのであれば、自分と意見が合う人もいるし、そうでない人もいる。
「誰からでも好かれようとする必要なんてない!」と思ってある程度は割り切った付き合いをするしかなさそうですね。
そうなると問題になるのが意見が合わない人との付き合い方です。
こういう時に身につけておきたいのが、スルースキルです。
その4.人間関係に疲れたらスルーしちゃうのもあり
逃れられないのであれば、うまくかわす方法を身につけておくと人間関係に疲れない対策をしなければなりませんよね。
そこでおすすめしたいのが、スルースキルを身につけるという事です。
よく芸能人とかスポーツ選手はインタビューをうけたりしますよね?
どんなに嫌な質問をされても上手にかわす人たちはスルースキルを持っています。
「そんなこと出来ないよ!」と思っても大丈夫です。
スルースキルを身につける方法は、自分の状況を客観的に分析すること、対策を考えることです。
客観的に分析するためには書き出してみるのが一番です。
頭で思いを巡らすよりもはるかに頭も気持ちもすっきりさせることが出来ます。
これは誰でも身につけることは出来ますので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事>>大人のスルースキルを身につけるシンプルな5つの方法!!
その5.人間関係をよくするテクニックがある!
一番やってはいけないことは、無理をする事です。
しかし、職場でどうしても無理をするしかない時もありますよね。
そういう時は、心理学のテクニックを使うと人間関係の改善になるかもしれませんので、取り入れてみるのも良いと思います。
簡単に説明すると、相手を観察し、肯定するようにするとか、相手との呼吸、話すスピードなどを意識して合わせることで信頼関係を気づいていくというテクニックです。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さいね。
>>コミュニケーションの達人になる!NLPのラポールテクニック
あくまでもテクニックの一つですので、無理に行う必要はありませんが相手を変えるよりは自分を変える方がはるかに簡単にできますので苦手な人と話す時に意識して取り入れるとよいと思います。
その6.人との距離を少しあけてみる
仲がよくなったり、付き合いが長くなると人は遠慮をしなくなったり、わがままになったりします。
こんな時は、少し距離をおいてみましょう。
自分の思いをはっきり伝えるのも、距離をおくためには効果的です。
「距離をおこう」とか言うのではなく、
「自分で考えてみたら?」とか「わからない、ごめんね」、「時間が無いのでまた今度ね!」みたいに終わらせると少し距離をおくことができますよ。
その7.断る勇気を持つ(NOという勇気をもつ)
誘われたからと言って自分に合わないなと思う人の誘いに乗る必要はありません。
状況的に断れないという事もあるかもしれませんが、何回かに1回ぐらいは断わるようにすると付き合うのが当たり前という状況から変えられることもあります。
その8.人間関係を切ってみる
自分の負担にしかならない(疲れることしかない)場合は、こちらから関係を持つことを少なくして関係が疎遠になるようにしてみる。
誘われても「用事があって・・・」と毎回断わっていればそのうち誘われなくなります。
その9.広く浅くを心がける
特に職場での関係が疲れるという場合は、「仕事に来ているだけ」と割り切って広く浅く付き合うようにします。
全員と仲良くなる必要はありません。社会人として礼儀をもって接っすることが出来ていれば十分です。
その10.悪口、陰口を言わない
悪口、陰口は何も解決をしてくれませんし、問題を悪化させてしまう事の方が多いです。
話が大きくなって第三者から当事者に伝わることもあり得ますし、自分が発した言葉は同じように自分に返ってくると言われていますのでそういう基(もと)をつくるのはやめましょう。
悪口や陰口を聞いてもらっている人の気持ちを害してしまうこともあるので、あなたが誰かを疲れさせる様な事をすると思うとできなくなりますね。
その11.言葉の裏を考えない
言葉の裏ばかり考えていると、どんな言葉でも「何か裏があるのでは?」「本当はどう思っているんだろう?」と不安になったり信頼出来なくなったりしてしまいます。
多くの人は言葉通りのことを考えているから言葉にしているので、裏なんて考えていないと思います。
裏があったとしても、気にする必要は全くない。言葉通りと受け止めておく方が気が楽になります。
その12.完璧主義をやめる
自分であれ他人であれ、完璧主義を求めると何らかのギャップが生じた時に落胆したり、イライラしたりします。
もともと相手と自分の考えが完璧に一致する事はないので、期待通りの完璧な結果をもとめるのをやめると感情のコントロールがしやすくなります。
その13.本を読んでみる
人間関係に疲れたり悩んだりしている時は本を読んで違った考えをインプットするというのも一つの手段になります。
人間関係に関する書籍はとても多ので、Amazonの口コミ評価が高かったものを3つ紹介します。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
単行本: 296ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2013/12/13)
価格 : 1,620円
かなり流行った本ですね。
心理学界の三大巨匠、フロイト、ユングと並ぶ心理学者の理論をもとに、自分の価値観と他人の価値観の違いを再確認するのに役立つ本だと思います。青年と鉄人の対話でストーリーが進むので読みやすい印象があります。
タイトルは衝撃的ですが、「嫌われても自分の意思を曲げないほうがよい」と言う話では無いので、「普通は~じゃないか?」と周りに疑問が多い人は読んでみると納得できる部分があるかも知しれません。
仕事も人間関係も「すべて面倒くさい」と思ったとき読む本
単行本: 254ページ
出版社: 中経出版 (2012/09)
価格 : 1,404円
心理カウンセラーの著者だからか、寄り添うような感じの内容だと思います。
やる気が出ない、毎日疲れる、でもどうしたらいいかわからないという人、燃え尽き症候群みたいな人に原因と解決法をわかりやすく説明しているカウンセリングっぽい本と言ってもよいかもしれません。
うまくいっている人の考え方 完全版
※画像をクリックするとAmazonが開きます。
単行本: 252ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/4/28)
価格 : 1,080円
自信が無くなってしまっている人におすすめの1冊です。
自分を大切にすること=自尊心の育て方がじんわりと伝わってきます。「こんな考え方もあるんだよ」というエッセンスが項目別に簡潔に書かれているので悩んだ時に無作為に開けて出てきた項目だけ読むということもできます。
まとめ
誰からも好かれたいとか誰からもよく思われたいから頑張る!
これもとてもよいことだとおは思います。
ですが、2:6:2の法則でもある通り、よいと思う人もいればそうでない人もいる。
それはきっとあなたが誰かに対して感じるのと同じことです。
それぞれの違いを受け入れながら上手に付き合っていくことが人間関係に疲れないコツだと思います。
自分を一番大切にできるのは自分しかいませんので、疲れを感じたらまずは自分を大切にしてあげてくださいね。