傷んだ髪をツヤ髪に変える!?長く続けられる手入れ方法
夏の日差しやパーマ、カラーで傷んだ髪は放っておくと、切れ毛や枝毛の原因にもなりかねないのは知っていますか?
髪のダメージは修復できるうちにしておかないと切る以外の選択肢が無くなってしまう事もあるんです。
髪が傷む理由とツヤ髪を育てる方法をみていきましょう。
何が髪を痛めているの?
髪の毛の成分は、たんぱく質が約80%、水分が約10%、脂質が約6%、メラニンが約4%で出来ていて、髪の構造は3層に分かれています。
コルテックス(皮質) :髪の90%
メデュラ(髄質) :髪の中心にある組織
キューティクル(毛小皮):髪の表面
キューティクルが髪を保護しているのですが、さまざまな原因でキューティクルに傷がつくことでコルテックスが流れ出てしまうので髪がパサついたり、パーマがかかりにくいとか、カラーが落ちやすくなったりしているんです。では、どんな原因があるのか具体的に見てみましょうね。
髪が傷む原因 その1 紫外線よるダメージ
紫外線を浴び続けることで髪が日焼けし火傷したような状態になるため、キューティクルが傷つきメラニンが壊れるので髪が少しずつ明るくなります。
髪が傷む原因 その2 パーマ剤、カラー剤によるダメージ
これらの薬剤は、アルカリ剤、還元剤の成分でphを操作することで髪の結合を切ったり、結合させてパーマをかけたり、カラーを入れたりしているので、キューティクルがはがれてしまうので毛髪の栄養素が流れ出てしまう。
髪が傷む原因 その3 ドライヤーやアイロンよるダメージ
ドライヤーやアイロンによる熱でキューティクルやコルテックスが固まってしまいます。これは髪の成分が80%たんぱく質でできているからなんです。たんぱく質は火を通すと固まる性質があるのでキューティクルやコルテックスが変性してしまうという事なんです。
髪が傷む原因 その4 ブラッシングによるダメージ
ブラッシングは直接髪を擦りますので、やりすぎるとキューティクルがはがれてしまう事がダメージにつながります。
髪が傷む原因 その5 カットによるダメージ
髪を切った断面は、内部のコルテックスやメデュラがむき出しの状態なので栄養素が流れ出やすくなりパサつきの原因になります。
ツヤ髪になるための7つの基本
よく美容室で「傷んだ髪の毛はカットするしか方法が無い」という話されたことありませんか?
それでも今の髪を何とかしたいというのが本音ですよね。
期待を持たせるのも何だか嫌なのではっきり言いますと、確かにどうにもならないレベルってあるみたいですので大惨事にならないようにケアをしていきましょう。
傷んだ髪はカットする!ツヤ髪が伸びてくるまでは我慢です。
途中で切れてしまい短い髪の毛がツンツンしてしまう切れ毛や毛先が割れてしまい絡まりやすくなる枝毛は栄養が保持できないスカスカの状態です。髪は一度ダメージを受けると修復する事が出来ないので、定期的にカットをしながら健康な髪を育てる事が大切です。
ツヤ髪は地肌(頭皮)から作られている!
髪の毛は1カ月で約1cm伸びると言われていますが、頭皮が乾燥したり硬くなっていると毛乳頭の中の毛母細胞が正常に機能できなくなったり、毛細血管に栄養が足りなくなるので栄養が足りない髪の毛になってしまうことになります。これを防ぐためにも頭皮のケアが大切なんです。
入浴前にブラッシングをし、クレンジングオイルを頭皮になじませ頭頂部から後頭部に向けて指圧するようにマッサージを1分ぐらいしてお湯で良く流します。その後はシャンプー、コンディショナーなど通常のケアをして下さい。最後に頭皮に化粧水をなじませて保湿をするようにしましょう。
クレンジングオイルや化粧水は顔用のものでも大丈夫です。500円玉ぐらいの量を手に取り手のひらに延ばして頭皮をマッサージするように使うのがポイントです。
※クレンジングの頻度は週に1回~2回ぐらいにしておきましょう。
シャンプーは泡で優しく洗ってしっかり落とす!
シャンプーの種類はアミノ酸系やノンシリコンなどが主流になっていますのでそんなに心配をする必要は無いですが、シャンプーの仕方が大切です。
シャンプー前にブラッシングをすることで、頭皮の血行をよくしたり、髪のホコリなどの汚れを落とす事ができます。
髪を傷める原因ともなるブラッシングですが、目が粗いタイプのブラシや目の粗いクシを使う事でブラッシングで軽減できますので目の粗いタイプを選ぶのがポイントです。
- 乾いた状態でブラッシングをする
- お湯は38℃ぐらいにする
熱過ぎると刺激が強すぎますし、ぬる過ぎるとしっかり汚れやシャンプーをしっかり流しきれなくなります - お湯で汚れを落とすつもりで、髪の毛、頭皮を良く流す
- 指の腹でマッサージするように優しく洗う
- シャンプーを流す時は頭皮にシャンプーが残らないようにしっかり流す
- タオルドライは頭皮、髪ともにゴシゴシ擦ってはだめです、押さえるようにしましょう
髪の保湿は頭皮と毛髪どちらもやろう!
傷んだ髪の毛は修復できないので、痛みを作らない為のケアをするために頭皮と毛髪の保湿がツヤ髪を作る為には欠かせません。
シャンプー後には、頭皮に化粧水をなじませ軽くマッサージををして、毛髪には流さないトリートメントをつけるようにします。
洗い流さないトリートメントに関しては、こちらに書いていますのでよかったら見てくださいね。
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ドライヤーの方法を守ればツヤ髪に近づけます
ドライヤーも熱をあてるので髪を傷める原因にもなるのですが、毎日のドライヤーを少し気をつけるだけで髪の質が変わったように感じられるのは知っていましたか?
熱だけでなく手で触り過ぎたりすると摩擦でも髪は傷んでしまいますので、熱をあてる時間を短くして、触り過ぎない用にしましょう。ドライヤーで髪を傷めない方法をまとめました。
- タオルドライは頭皮、毛先の水分を押さえてとる
- ドライヤーは20cm以上離して使用する
- 乾かす順番は頭皮から毛先の順番にする
- 風をあてる位置は頭頂部から下に向ける
キューティクルの構造が根元から毛先向かった方向になっているので、髪の毛の生えている方向に向けて風をあてることがキューティクルを傷めない方法でもあるんです。 - 頭皮が乾いたら毛先の方は冷風で乾かします
熱を多くあてない事がツヤ髪を作る為には大切なので、8割ぐらい乾いたら冷風で最後は仕上げるようにしましょう。
まとめ
傷んだ髪の毛の手入れで一番嫌なのが髪をカットすることですが、髪の毛は新陳代謝で修復されないのでカットしては伸ばすを繰り返す事で確実にツヤ髪になる事ができます。
ただそれまでは毎日鏡を見ては嫌な気分になるかもしれません。
我慢できず無理やり矯正をかけたりすると、痛みはよりひどくなってしまいカットではなくチリチリなってしまって切れやすくなることもあります。こうなってしまっては大惨事です。
そうならない為にも、頭皮や毛髪の保湿をするなど健康な髪を育てること、キューティクルを傷めないようにブラッシング、シャンプー、ドライヤーをすることが大切です。
キューティクルのあるツヤ髪を目指してケアしてみるのはいかがでしょうか。