手の血管が浮き出るのをなくす方法とは?美容外科の治療方法まとめ
年齢を隠せない手の甲のハンドべイン(浮き上がった血管)が嫌で仕方が無い人も多いのではないでしょうか?
手を出すのも恥ずかしいと滅入ってしまっている人も多いはず。最近は年齢判断に手を見る人もいるぐらいですから気になるのも当然ですね。
何とか老けた手をはやく綺麗にしたいときに頼ってみたくなる美容外科ですが、どんな事をするのか分からないし、費用ってどのぐらいかを知らないと選ぶこともできません。
美容外科でやれる治療法と費用の目安を紹介します。
ハンドべイン治療の種類にはどんな物かあるの?
ハンドべインの治療も技術の進歩で選択肢は増えているそうです。
大きく分けると、2つのアプローチがります。
1.凹んだ部分を膨らませる、注射でヒアルロン酸とか脂肪を皮下に注射注入する方法
2.静脈の流れを止めたり、少なくする事で血管を目立たなくする方法があります。
ヒアルロン酸注射(膨らませる方法)
注射で皮膚の下にヒアルロン酸や自分の体から採取した脂肪を注入して肌をふっくらさせる方法です。
メリット | 5分~10分の施術時間が短く、比較的価格が安い 当日から入浴可能 |
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デメリット | 効果が6カ月~1年ぐらい。 内出血がでることもある。注入の仕方でデコボコが出来る場合がある。 |
費用 | 1本 60,000円~ |
ハンドリバイブMC(膨らませる方法)
注入後のしこりの要因になりやすい不純物を取り除いて濃縮したコンデンスリッチファットをさらに加工、もっとも微小な脂肪細胞と豊富な脂肪幹細胞だけを抽出した注入素材です
出典:The Clinic
メリット | 純度の高い脂肪を注入するので、定着率90%で半永久的に持続する |
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デメリット | 価格が高い。注入直後の腫れ、内出血の可能性がある。 |
費用 | 約350,000円 |
硬化療法(血管を目立たなくする方法)
硬化剤を直接血管に注射器で注入し、塞いでしまいます。塞がれた静脈は細くなりますので、目立たなくなりいずれ体内に吸収されて目立たなくなります。
一度硬化させてしまった血管がまたもとに戻ることはありませんが、無くなった血管を他の血管が補うので体調が悪くなると言った心配は無いそうです。ただ、デメリットにも記載しましたが広範囲に及ぶと循環不全の心配があるそうです。
メリット | 注射による処置のため、短時間で治療が終わります。比較的細い血管には有効です。 |
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デメリット | かなり太い血管には効果が見られない事もあります。 血管を完全に閉塞させるので、広範囲での処置は循環不全になる可能性もあります。 固まった血管が硬く、しこりとして残ることがあります 。 治療後2~3日は、包帯やサポーターでの圧迫が必要となります。 |
費用 | 硬化剤1本 100,000円~ |
血管内レーザー治療(血管を目立たなくする方法)
下肢静脈瘤の治療でも行われている治療法で、血管内にカテーテルを入れてレーザーを内側から照射し血管を塞ぎます。硬化剤とは異なり完全に塞ぐわけではなく少し残す事で広範囲でも循環不全にならないようにする治療だそうです。
メリット | 治療範囲に制限はあるようですが、ほとんど全てのハンドべインを治療できます。 血管を完全閉塞させずに目立たなくすることができる。 治療時間は約1時間です。 |
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デメリット | 施術後一時的に腫れるため、約1週間ほど包帯を巻くことになります。 局所麻酔が必要となります。 |
費用 | 片手約300,000円 |
体外照射タイプレーザー(血管を目立たなくする方法)
皮膚の外側からレーザーを照射する方法です。
太い血管が浮き出ているハンドべインへの効果は期待できませんが、毛細血管の赤や紫に見える血管の目立ちには効果があると言われています。
メリット | 処置後に包帯を巻く必要がありません。 当日から入浴可能です。 |
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デメリット | ハンドベインの太い血管には効果が薄い。 スパイダーベイン(赤・紫などの毛細血管拡張には対応できます)。 |
費用 | 約200,000円〜 |
ハンドベイン治療の注意点
レーザーや硬化法は膨らんだ血管を目立たなくするという意味ではとても効果が高いと言われていますが、施術後の影響として考えられる注意点があります。
それは、他の血管が目立ってしまうということ。
これまで血行が悪かった部分が改善されると血流が良くなるので、他の血管が目立ってしまうケースもあるということでした。
クリニックの選び方
どれも高額な治療になるので、失敗はしたくありませんよね。
まずは、クリニックに電話をしてカウンセリングを受けてみて今回説明したメリット、デメリットの説明がされたか、費用は明確に提示されているか、スタッフの対応がどうかを確認するのも大切なことです。
納得した上で治療を受けるようにして下さいね。
忘れてはいけないハンドべインの原因をおさらい
ハンドベインの原因は、加齢によって血管の柔軟性が弱くなり血管が太くなることやホンモンのバランスの変化で皮下脂肪のつきやすいところが変わり、手の甲や腕の皮下脂肪が減ったり、真皮がうすくなる事で血管が目立ってしまうのが原因です。
この原因を解消する方法として、皮下に注入したり、血管に直接治療を行う事で血管の見えないふっくらとした若々しい綺麗な手になれます。
今回はハンドべインの治療を中心にお伝えしましたが、血管の柔軟性を保ったり、肌のハリを保つこと、痩せすぎない事がハンドべイン防止につながりますので正しい生活を送ることがとても重要です。
関連記事>>アンチエイジングで忘れがちな手の甲のケア、若々しい手に見せる為の10のポイント
まとめ
ハンドべインの治療法はいかがでしたか?
血管内レーザーは献血の針ぐらいの大きさの傷がつきますが、メスを入れるわけではないので痕も小さくて済むことからも主流になっているようです。
皮下注射による治療は、注射する内容物で効果、持続時間、金額も大きく差があり今回紹介したのは一部にだけなんです。クリニックによって独自の配合でというのが多いので成分、効果などの確認が重要です。
手をふっくらさせたいのか、血管だけ目立たなくさせたいのかなど自分のもとめているのが何かを決めてからクリニックで相談を受けるようにしてみてくださいね。