加湿器で効率よく加湿するための正しい使い方7選
冬になると空気が乾燥するので、手や顔などの乾燥が気になりますよね。鼻の粘膜やのども乾燥しやすくなるため風邪をひきやすくなったりします。
この乾燥を防ぐために加湿器を使って対策している人もいると思いますが、使い方を間違えるとカビや病気の原因にもなりますので、正しい使い方はとても大切です。
何気なく使っている加湿器で快適な環境を作れる使い方のポイントをご紹介していきます。
効率よく加湿器を使うための7つのポイント
加湿器には、水を加熱するスチーム式、気化させる気化式、水を細かくして噴出する超音波式、スチームと超音波を合体させたハイブリット式がありますが、これからご紹介する正し方法はどの方式の加湿器にも利用できますので、参考にしてみてください。
加湿器に使う水は水道水がベスト
加湿器の説明書にも書かれていると思いますが、加湿器に使用する水は水道水にしましょう。
水道水には微量の塩素が含まれていますので水の腐敗防止が期待できます。きれいな水を使うことで加湿器病を防ぐために役に立つということです。
これに対しミネラルウォーターなどは飲み水としては優秀なのですが、長時間空気に触れさせる加湿器に使用すると水が悪くなりやすいと言われていますので、加湿器への使用は向いていません。
水道水の塩素の効果は24時間ぐらいであれば効果があるようですので、1日に1回は水の交換をしましょう。
使わない時は水を抜いておく
手間に感じる作業の1つかもしれませんが、使用しない場合は水を捨て乾燥させるようにしましょう。
水垢が溜まったり、カビの発生防止に役立ちます。
加湿機本体にカビが発生してしまうと加湿器の使用時に菌を部屋にまくことにもなりかねませんので、事前の対策がおすすめです。
加湿器を置く場所は部屋の真ん中に
加湿器は部屋の隅ではなく出来るだけ真ん中に置くようにしましょう。
壁や窓のそばは冷えやすいので、加湿器の水分が気化しきれずに水滴のまま残りやすくなり、結露の原因になります。結露はカビの元になりますので、これを防ぐためにも、冷たい外気から遠い部屋の真ん中がおすすめの配置になります。
部屋の真ん中に置けない場合は、エアコンやサーキュレーターの風を使い循環させるようにしましょう。
加湿器の設置は床上30cm以上にする
加湿器は上に向かって水分を拡散するようになっていますが、水分は重いため落下するまでに気化できないとそのまま床に水分がついてしまいますので、加湿器の設置は最低でも床上30cmになるようにテーブルや台の上に置くようにしましょう。
加湿器単体で設置をする場合は、吹き出し口の位置が高いモノを選ぶと良いかもしれません。
夜寝るときの加湿器は必要無い
寝室の乾燥が気になるとはいえ、寝る時にエアコンを使用しない場合は加湿器は止めましょう。
気温が下がると湿度が上がりますので、エアコンを使用しない状態で加湿器をつけたまま寝てしまうと、加湿し過ぎになってしまいます。
朝起きて布団や部屋の壁、床がしっとり濡れている場合は過度な加湿の証拠になりますので、確認してみてくださいね。
過剰な加湿はカビの原因になりますし、布団が濡れると快適な睡眠がとりずらくなりますので気をつけましょう。
加湿器の蒸気で肌の保湿はしない
加湿器から出る蒸気で肌の保湿をしようと考えたことがある方向けの注意点になりますが、加湿器の蒸気をあてても肌の保湿にはならないのはご存知でしたか?
加熱式のスチーム加湿器の場合は、暖かいスチームが出ますので肌が潤うような気がするかもしれませんが、実は肌はお風呂の後の状態なので”お風呂上り後の保湿”が必要な状態になっているわけです。
保湿出来ない環境でこれをしてしまうと・・・逆に肌の乾燥を進める結果になりますので気をつけてくださいね。
加湿器がいらない暖房器具もある
石油ストーブやガスストーブを使用されている場合は、加湿器を使わなくても良いことがあります。
その理由としては、”石油やガスには水分が含まれている”ことからストーブの使用時は水分が発生しているということです。
特に石油ストーブであれば、上部にケトルを置いておけば常に水蒸気が上がりますので、わざわざ加湿器を使わなくても問題ありませんよね?
まとめ
加湿器の正しい使い方はいかがでしたか?
すぐにできる事ばかりだと思いますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。