背中の痩せ方で話題の肩甲骨ダイエットの勘違いとは!?
背中にある余分な肉(脂肪)を無くしたいと思っても、なかなか落ちない背中の脂肪に悩んでいませんか?
ダイエットしても落ちにくい背中の脂肪は悩みの種ですね。
背中に脂肪がついていると背中が大きく見えて老けて見えてしまったり、太って見えたりします。
ブラウスやYシャツを着て何だか腕や肩周りがきついなと感じた人は要注意!
使わないとどんどん溜まる脂肪と老けこんでしまう背中を若返らせるためにできる簡単なストレッチ方法とエクササイズを集めてみましたので紹介します。
背中に脂肪がつく原因
まずは背中に脂肪がついてしまう原因について少し触れておきます。
主な原因とされているのは、加齢や猫背と言われています。
加齢によって筋肉が減り、代謝が落ちてしまうこととで脂肪がつきやすくなってしまうことが原因の一つ。
もう一つは、姿勢の悪さ(猫背)やパソコンやスマホなど前かがみの姿勢を続けることで肩甲骨まわりが緊張してしまうので代謝が落ちてしまうことが原因なんです。
どちらも代謝がおいていることが原因といえます。
勘違いされがちな肩甲骨ダイエット
そこで注目されているのが、肩甲骨ダイエットです。
背中の脂肪を落とす為に、肩甲骨周りを動かすと褐色脂肪細胞が活発になるので脂肪燃焼が高まって痩せるというダイエット方法です。
褐色細胞は、冬眠をする動物や人間の赤ちゃんが多く持っている細胞で肩甲骨あたりに多くあると言われていて、皮下脂肪などの白色脂肪細胞からエネルギー使用し発熱して生命の維持をするための体温調節として働くという性質があるそうです。
しかも、褐色脂肪細胞は筋肉の数十倍の熱を作るといわれているため効率よく脂肪を燃焼させられると考えられていることから、注目が集まっています。
では、そんなダイエットにも便利そうな褐色脂肪細胞は、私たち大人はどのぐらい持っていると思いますか?
NCBIが発表している数値を引用すると、次の様になっています。
男性 | 女性 | |
11~43歳 | 約50g | 約50g |
43~56歳 | 約2g | 約30g |
56~82歳 | 約5g | 約18g |
年齢とともに減少していくのがわかります。
では、褐色細胞が活性化されるのは雪山で遭難するとか生命の危険があるぐらい危機的な状況の場合と言われているんです。
これはかなり勘違いされている事が多い例らしいですが、肩甲骨まわりを動かしただけで褐色脂肪細胞が活性化するというのはちょっと違うみたいですね。
ただ運動することで白色脂肪細胞から変わる細胞があることは正しいみたいです!
ベージュ脂肪細胞(browner fat)
褐色細胞に似た性質を持っているのがベージュ脂肪細胞です。
この二つは活発になる条件や増やす方法が違うものの、脱共役タンパク質 UCP-1 (uncoupling protein-1) の働きにより熱を生産する量が多いという意味で似た性質をもっているんですね。
どのような似ている部分と違いがあるのかが気になるところです。
- 褐色細胞が肩甲骨周りや胸部、腎臓周りなどに集中しているのに対し、ベージュ脂肪細胞は白色脂肪細胞内に小さな粒状で散在していると言われています。
- 褐色脂肪細胞は危機的な状況にならないと活性化しないのに対し、ベージュ脂肪細胞は体温より低い27~33度の冷気をあてたり、激しい運動で活性化するみたいですので増やすことができると言われています。
- ベージュ脂肪細胞はイリシン(Irisin) という筋肉から分泌されるペプチドホルモンに高い反応を見せると言われています。
筋肉を使うことで分泌されるイリシンが必要となると、ダイエットの基本”運動”をする事が大切なんですね。
結局運動なのか~って事になります。
背中痩せの筋トレ!とストレッチ!
肩甲骨ダイエットしようと思っていた人はがっかりですよね。
でも大丈夫です、簡単なストレッチとエクササイズ(筋トレ)で背中スッキリは絶対に出来ます!!
背中美人を作る筋トレ方法
筋肉を縮める運動をすると筋肉をつける事ができますので、背中の筋肉をつけたい時は肩甲骨を寄せるようにする動きが効果的です。
家で出来る背中の筋トレを紹介します。
立った状態でエクササイズしたい人向け
- 両足を肩幅に開く
- 上半身を地面と平行になるように前に倒す
- 両手を下におろす
- 肩甲骨が寄るように両手を上げられるところまで上げる
- 両手を下に下げる
- 両手を前方にのばす
- 水平に体に引き寄せながら脇を締めつつ上半身を起こす
これでワンセット、5分続けてこの動作を繰り変えしてください。
うつ伏せでエクササイズしたい人向け
- うつ伏せになります
- 腕は肩幅に広げてまっすぐのばします
- 足は腰幅に広げてつま先までまっすぐ伸ばします
- 息を吐きながら両手両足を持ちあげます
- 両手は吸って肘をひいて脇を締めます
- 吐いて肩の前に伸ばして腕と足を下ろします
4~6をワンセットで1日30回やるだけです。
背中痩せストレッチ方法
肩甲骨周りの凝りをほぐし、代謝アップも期待できますし姿勢もよくなるのでシルエットを美しくするのに効果的なんです。
体が硬い人向けストレッチ
- 手を組んでまっすぐ腕をのばす
- 肘を少し曲げて頭を下げて5秒キープ
- もとの姿勢にもどす
- 1~3を3回繰り返す
- 姿勢を正しくして手を組んで頭の上に腕をのばす
- 真横にゆっくり息を吐きながら体を倒して3秒キープ
- 息を吸いながら姿勢をもどす
- 5~7を3回繰り返す
- 姿勢を正しくして両手を広げてYの字になるように手を伸ばす
- 肘を下げて肩甲骨が寄るように背中に向けて肘をひく
- Yの字に腕をのばす
- 9~11を3回繰り返す
ゆっくり動かしている部分を意識して動かすことでストレッチ効果が高まります。
腕の外側と肩甲骨まわりのストレッチ
- 床に座って片足をのばしもう片方の足のかかとを体に引き寄せる
- ひざを少し曲げて、伸ばした足の外側の反対側の手で足の小指側の外側をつかみます
- 肩甲骨あたりがのびるように斜め後ろに体をひきます
- そのままの姿勢で伸ばしている足の側のお尻を浮かせて、引っ張っている側の肩を床に近づけます
手が足にかけられない場合はタオルを使ってやるとストレッチできます。
どちらかというとちょっとキツめなストレッチだと思いますので、無理をしないようにしてくださいね。
まとめ
背中の脂肪は落とすのが大変ですが、筋トレとストレッチをすることで背中のムダ肉を落とすことが出来ます。
筋トレは正しい姿勢を保つためにも必要ですし、筋肉量を増やすことで代謝アップ効果もあります。
ストレッチをすることでコリが無くなるとゆがみを調整することにもつながりますので美しい姿勢を保ったり、ストレスの解消、代謝アップもできます。
背中美人は綺麗な姿勢があってこそ!筋トレとストレッチを続けて背中のはハミ肉を無くして若々しい背中を手に入れてしまいましょう!!