マヌカハニーの食べ方&使い方 健康効果に合わせた使い分け方
マヌカハニーには強い抗菌作用があるため、最近注目されていますよね。
普通のはちみつにも抗菌作用はありますが、マヌカハニーは7倍もの抗菌作用が含まれているものもあるそうです。
風邪の予防や免疫力アップにも効果が期待できるマヌカハニーの健康効果についてご紹介します。
マヌカハニーで期待できる10の健康効果
まずは期待できる健康効果についてみていきましょう。
- 殺菌作用
(ヘリコバクターピロリ菌・大腸菌・腸球菌・化膿レンサ球菌・黄色ブドウ球菌など) - 整腸作用
- 喉の痛みの緩和
- 風邪・インフルエンザ・扁桃腺炎の予防
- 免疫力アップ
- ニキビ・肌荒れ・シミやしわの改善
- 口内炎の治癒
- 虫歯予防
- 歯周病予防
- 創傷・火傷の治癒(抗炎症効果)
風邪予防やピロリ菌の除去以外にも多くの使い方ができるのが分かります。
マヌカハニーが持つ強い更新作用は、体の内側、外側どちらにも効果が期待できるということです。
では、マヌカハニーとはどういうハチミツなのかを紹介していきます。
マヌカハニーはどんなハチミツなの?
マヌカとは、ニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉で、「復活の木」、「癒しの木」という意味があり、古来よりマヌカの葉や木の皮を煎じて薬として飲んだり、外傷の治療薬として使用していた薬木です。
マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生しているその薬木であるマヌカ木に咲く白やピンクの花の蜜をミツバチが集めてできたハチミツです。
ですから、生産される地域は、ニュージーランドとオーストラリアの一部なんだとか。
そんなマヌカハニーの殺菌・抗菌作用の成分が化学的に明らかになり、
メチルグリオキザール(MGO)こそが、マヌカハニーの特徴の強い抗菌作用の正体だということが広く知られるようになりました。
マヌカハニーのMGOとUMFの違いは何?
マヌカハニーの成分として、メチルグリオキザール(MGO)があることが分かりましたが、この抗菌作用を表す言葉は他にもあり、UMF、NPAと呼ばれるブランドマークになっています。
マヌカハニーのボトルには、MGOとUMFという記載があるモノが多いので、どのような違いがあるかを紹介します。
UMF(Unique Manuka Factor)とは
UMFはニュージーランド国立ワイカト大学のピーター・モラン博士によってマヌカハニーに含まれる特有の抗菌作用が発見されて、その抗菌作用を数値化したものです。
UMFはニュージーランドの政府機関のガイドラインに従って、独立審査機関UMFHA(UMFハニー協会)がライセンスを発行している商品にのみつけられる数値となっていますので、抗菌作用の量を比べる目安になります。
UMF5+,UMF10+,UMF20+、UMF25+の4種類で、数値が大きい方が効果が高くなり、味のクセ持つ良く、高価になります。
ちなみに、NPAはNon-Peroxide Activityの略称で検査方法はUMFと似ているため、同じような品質保証が期待できます。
MGO(メチルグリオキザール)
先ほど参照で紹介した、ドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘンレ教授が2008年に発見した抗菌性物質のMGOの含有率を正確に計測していることからも信頼性の高いブランドになります。
ニュージーランドのManuka Health社の登録商標となっているので、他のマヌカハニーメーカーでは使用できません。
MGOとUMFの違いは?
違いを簡単にまとめると、
- 効果や濃度を数字にしたのがUMF
- 成分の含有量を示したのがMGO
となります。
それぞれの数値を対比するならこのようになります。
UMF10=MGO200
UMF15=MGO500
UMF20=MGO800
検査結果を表す対象が違うので、どちらが優れいてるというものでもないようですね。こちらの対比数値を目安にしてあとは好みで選んで問題無いと思います。
※ブランドとなる表記が無いモノもありますが、効果として差があるかを比べる様な検査結果は見つかっていませんし、検査機関に出す費用を節約するという生産者もいるようです。
マヌカハニーの味は普通のはちみつとは違う
体に良いハチミツなのはわかりますが、味が気になりますよね。
マヌカハニーは、
- 色は茶色っぽく、キャラメルのような色合い
- 香りはハーブのような感じ
- 味はまろやかで濃厚なはちみつ
といった特徴があるので、クセがあります。
なので、マヌカハニーを調べると必ず味が紹介されているんです。
マヌカハニーは、産地やマヌカの木の種類で香りの強さや味にも違いが出てきますので、はじめてマヌカハニーを食べる時は、UMFやMGOの数値が低いモノからはじめると良いと思います。
マヌカハニーの食べ方&使い方のポイントは
マヌカハニーはとても抗菌作用が強いので、賞味期限の表示は必要ないという人もいるぐらい(ちゃんと賞味期限は記載されています)ですが、使用する時は次の2点に気をつけましょう。
- 木製のスプーンなどを使う。
活性が落ちるといわれていますので、せっかくの抗菌作用を減らさないためにも木製を使いましょう。 - 水分がついていないスプーンを使う。
水分が入ると、酵母と水分が反応し発酵してしまい、ミード(はちみつ酒)になってしまうこともあるそうです。
乾燥したスプーンを使ってくださいね。 - 1歳以下の子供には与えない
これは一般的なはちみつも同じで、はちみつに含まれるボツリヌス菌で乳児ボツリヌス症を発症する可能性がありますので、与えないようにしましょう。
マヌカハニーの基本的な食べ方
マヌカハニーには、MGO以外にも150種以上のビタミンやミネラルが含まれています。
それらの栄養素をしっかりと吸収するためには、そのまま食べるのが理想的です。
空腹時いティースプーン1杯を1日2~3回食べるのが基本になります。
マヌカハニーが苦手な人におすすめの食べ方
香りが強いことや、はちみつを舐めることに抵抗がある人におススメの食べ方を紹介していきます。
- 何かにかけて食べる
ヨーグルトにかけたり、トーストに塗って食べる。
生のマヌカハニーを摂れるので、ビタミンやミネラルも一緒に食べれます。 - 飲み物に入れて食べる
ホットミルク、紅茶などに混ぜることで、香りがまろやかになります。 - 料理の調味料として使う
マヌカハニーの抗菌成分は熱に強いため、料理に使用しても成分が無くなることはありません。
煮込み料理やソテーの下味に使うソースを作る時など使い方は砂糖の代わりに使うだけなので、簡単です。
ただ、香りが独特なので苦手な人は、カレーなどの香辛料強めの料理に合わせると良いかもしれません。
※ビタミンやミネラルは熱で壊れてしまうみたいです。
健康効果別マヌカハニーの使い方
風邪っぽさを感じた時や風邪の予防に
風邪の予防といえば、うがい、手洗いですよね。これにマヌカハニーをプラスします。
特に、周りにインフルエンザや風邪をひいている人が多かった時におすすめなのですが、うがいする時に、ぬるめのお湯にマヌカハニーを解いてうがいに使います。
ウイルスの侵入を防ぐためにも効果的です。
風邪の引きはじめなどの場合は、一日に何回かティースプーン一匙ほどのマヌカハニーをそのまま舐めるようにゆっくりとノドをコーティングするように食べるようにしましょう。喉の痛みが和らぐのを感じられるはずです。
創傷、切り傷、炎症や火傷などの時
傷口に直接マヌカハニーを塗り、ガーゼなどでおさえておきます。
マヌカハニーの殺菌効果と炎症を和らげる効果で、傷口の汚れを取り除きますので、時間が経つにつれ液ダレすることもあるようですので、ガーゼなどを重ねて使うと良いみたいです。
傷口が湿った状態になると、雑菌の繁殖が心配かもしれませんが、マヌカハニーには強い抗菌作用がありますので、雑菌の繁殖も抑えてくれますので安心して使用できます。
ニキビケアに使う時
ニキビケアにマヌカハニーを使う時は、直接塗るか、薄めて洗顔に使ったり、パックとして使うのがおすすめです。
ニキビの原因になるアクネ菌にもマヌカハニーの殺菌効果は有効といわれていますし、保湿効果も高いので、肌の状態を正常に保つために取り入れるのも良いですね。
肌に直接塗る場合は、汚れを吸い出した状態のマヌカハニーは液状になりますので、液ダレには気をつけましょう。
虫歯予防や口内炎に使う時
マヌカハニーで虫歯が治ることはありませんので、まずはそこを勘違いしないようにしてください。
ですが、虫歯の原因になる菌をおさえる抗菌作用はありますので、食後にマヌカハニーを口にするのは虫歯用としておすすめです。
最近ではマヌカハニー入りの歯磨き粉などもありますので、好みで選ぶことができます。
また、口内炎に使うと時は、口内炎の原因菌に対しての抗菌力と免疫力アップという効果が期待できます。
免疫力については、ビタミンやミネラルも含まれますので、生のマヌカハニーを直接塗るようにとるのがおすすめです。
マヌカハニーのまとめ
マヌカハニーは、殺菌、抗菌力の強さから様々な菌に強いことが分かりますね。
胃腸に常在する菌だったり、外傷などの菌、風邪などの菌、これを見るだけでもかなり対象が広いといえます。
しかも、傷などの回復力を高めるという意味では、海外の医療機関も利用されるほどなんだとか。
体の内側、外側どちらにも使えるマヌカハニーは、天然成分なので副作用といわれるものもありません。
健康維持のために取り入れてみてはいかがでしょうか?