目元のたるみの原因は加齢だけじゃない!たるみ解消の5つのポイント
目元のたるみは悩みの種だと思いますが、鏡を見てこんな風に感じたことありませんか?
「最近目が小さく見える」
「目の下のクマ?影が気になる」
どちらも目元のたるみが原因の可能性があります。
目元の印象は人の印象を大きく左右しますので、気になった時がケアをはじめる最終メッセージ。身体が送っているサインを受け止めて日々のケアをはじめましょう。
目元のたるみの原因は加齢だけじゃない!?
目元のたるみの原因は加齢で起こるのは想像できると思いますが、加齢だけが原因ではないのです。
その原因をひとつずつ解説します。
筋肉の低下
私たちの顔には30種類以上の表情筋があり、それぞれが作用し合うことで表情を作っています。
目元のたるみというと、目の周りの筋肉である眼輪筋(がんりんきん)が弱ってしまうことが原因と言われていますが、もう一つ関係しているのが口角を上げる働きのある頬筋(きょうきん)です。
口と目元どう関係しているのかというと、頬の筋肉が弱ることで頬の脂肪の位置が下がるので目の下のたるみの溝が目立ってしまうのです。
肌のハリの低下
肌のハリを支えるのは、表皮を支える真皮の状態が関係していると言われています。
肌の下層にある真皮にはコラーゲンやヒアルロン酸がたくさん含まれていますが、紫外線や乾燥で減少してしまうと凹みが出来て表皮を支えられずにたるみがてきてしまいます。とくに目の周りの皮膚は薄いので下に垂れてきやすい部分なので目立ちやすくなります。
むくみ
寝不足や飲酒、水分の摂り過ぎなどが原因でむくんでしまうことがあります。
朝起きた時にむくんでいても時間がたてばある程度元に戻っているので、特にケアをしてない人も多いのではないでしょうか?
加齢とともに筋肉が低下し、肌のハリが失われている状態ではむくみの水分を支えきれなくなり重力で下にひっぱられることでたるみが出来る原因になると言われています。
目のたるみをなくすケア方法5つのまとめ
たるみの改善には肌の保湿や保護、代謝アップや生活習慣の改善をすることが大切です。
これだけやればたるみが無くなる!というわけではないので、次に紹介する方法をとりいれてたるみの無いすっきりとした目元になれるようになってください。
たるみをなくすための肌を保湿する必須成分
肌のハリを保つために必要な成分が含まれている化粧水や美容液、クリームを選ぶためにはどのような成分が効果的なのかを覚えておきましょう。
乾燥対策に必要な成分
セラミドやヒアルロン酸は高保湿の成分として多くの化粧水などで使用されています。
肌のハリを出すのに必要な成分
レチノール(ビタミンAの一種)やビタミンCなどは、繊維芽細胞を活性化させるのでターンオーバーが促す成分として化粧水などに使用されています。
活性酸素を取り除く成分
ビタミンC、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、フラーレンなどは活性酸素を取り除く作用があるとして有名な成分です。
食物から摂るイメージの成分もありますが、化粧水などにも含まれている製品が増えてきています。
レチノールの注意点
レチノールは肌のハリがでると話題になった成分ですが、副作用や注意が必要な成分ですので安全に使う為のポイントを確認しておきましょう。
- 化粧水のレチノール濃度は、0.01%~0.1%までと定められている
- レチノールは赤くなる、皮がむけるなどの副作用を感じる人もいる
- 敏感肌の人には強い成分なので、パッチテストをしてから使用する
たるみ解消のマッサージ方法
目の周りのたるみをとるためには、顔全体のマッサージをします。
むくみがたるみの原因でもあるので、顔全体のむくみや老廃物はその日のうちにすっきりさせるようにしていきましょう。
リンパの流れに沿ったマッサージを行います。
顔のリンパを流す時は、耳の下に向けて流し、耳の下から鎖骨に向かって流すのが基本です。
目の周り以外は、それぞれ10回ぐらいを目安に行ってください。
- 耳の下から鎖骨に向かって、首のリンパを流します
- あごの下に親指の腹をあてて、あごの下から耳に向けて流します
- 口角から耳に向けてくるくる回すように
- 小鼻から耳に向けてくるくる回すように
- 頬骨から耳に向けてくるくる回すように
- おでこは中心から耳に向けてくるくる回すように
- 目頭からまぶたを通って耳へ(目の周りの皮膚は特に薄いので、やさしく押すようにマッサージましょう)
- 目の下は目頭から耳にへ(目の周りの皮膚は特に薄いので、やさしく押すようにマッサージましょう)
- 耳の下から鎖骨に向かって、首のリンパを流します
肌を摩擦で痛めることなくマッサージするために、マッサージグリームやオイルを使用するようにしてみてください。
目の周りのむくみや疲れに効くツボ
ツボを刺激する事で血流がよくなったり、気の流れがよくなりむくみ解消の手助けをしてくれます。
ツボの刺激をする時は、ゆっくりと5秒~10秒ぐらいかけて指圧をするようにしてみてください。
睛明(セイメイ) : 目頭の内側に指を置き鼻に向けて押す
攅竹(さんちく) : 眉毛の内端の凹みあたりを押す
魚腰(ぎょよう) : 眉毛の真ん中あたりの凹みあたりを押す
絲竹空(しちくくう) : 眉毛の外端の凹みあたりを押す
太陽(たいよう) : コメカミあたりにあるツボです
たるみをなくすために食べたい抗酸化作用のある食物
紫外線やタバコ、お酒、偏った食生活など活性酸素が私たちの体に発生しています。
活性酸素は細胞を錆させてしまうので肌のハリにも悪影響を与えているので、出来る限りこの活性酸素を押さえる必要があります。
そのためには、抗酸化作用のある食べ物を選ぶことが大切です。
抗酸化作用の高い食べ物として代表的なものをいくつか紹介します。
- サケ、エビ、カニなど
鮭などの赤い身にはアスタキサンチンという抗酸化作用に優れた栄養素が多く含まれています。 - トマト、ニンジンなど
トマトには、リコピンやβ-カロテン、ニンジンやカボチャにはβ-カロテンといった抗酸化作用に優れた栄養素が多くに含まれています。 - レモン、キウイフルーツ、グレープフルーツ、パプリカ、パセリなど
ビタミンCが豊富で抗酸化作用が高いのが特徴です。ビタミンCはコラーゲンの生成に必要と言われていますので、必須の栄養素です。 - 赤ワイン、チョコレート、コーヒー、紅茶、緑茶、春菊、ごぼう、ブロッコリーなど
活性酸素を除去するポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールは種類が多いので食材も多岐にわたります。 - アーモンド、オリーブオイル、うなぎ、モロヘイヤなど
抗酸化作用のあるビタミンEが多く含まれています。
覚えるのが大変そうですが、緑黄色野菜とナッツ、オリーブオイルとたんぱく質は鮭などをバランス良く摂れば良いという事です。
たるみ解消!顔筋トレーニング
顔の筋肉を鍛える方法です。
- 顔はまっすぐ正面をみます
- 眉毛を動かさないように目をしっかり開きます
- そのまま目線をゆっくり右に動かします
- 目線が遠くを通るように上に動かします
- 目線が遠くを通るように左に動かします
- 右、上、左、上、右で1往復として、3往復繰り返します
まとめ
目元のたるみ対策で大切なのは、内側と外側2方向からのアプローチです。
内側のアプローチとしては、筋肉をつける、むくみをとること。
顔筋は動かすことがトレーニングになりますし、マッサージやツボ押してむくみをなくすと代謝もよくなるり、たるみの解消につながります。
外側のアプローチとしては、肌のハリを保つこと。
そのためには、UVケアはもちろん、高保湿成分の含まれた化粧水を使うこと、抗酸化作用の多い食材を摂ることが大切です。
紹介した顔筋トレーニングはいつでもちょっとした時間で出来る様な簡単なものです。すきま時間でたるみ解消をしてみてくださいね。