女性で水虫になる人が増えている?その原因と簡単に出来る5つの予防方法
女性の水虫が増えているのを知っていましたか?
男性に多いと考えられている水虫ですが、実は女性で感染している人も多いそうです。かゆみや足の水泡、白くなった爪などいかにも水虫という症状がある場合は病院に行くことで早く治すことができますが、気付けないこともあるそうです。
今回は水虫に感染する原因と感染しないためにやっておきたい簡単予防方法をご紹介していきます。
女性の水虫が増えているのはなぜ?
水虫は白癬菌という菌に感染することで発症するといわれていますが、触れたら必ず感染するというものではないということです。
そもそも白癬菌は、家庭や温泉、プール、スポーツジムなどのように感染している人が靴を脱いで歩いた可能性のある場所ならどこにでもいる菌なので、きちんと予防さえしていれば問題はありません。
健康な状態の皮膚であれば菌が付着して24時間以内に石鹸で洗い流し、乾燥させることで感染を防ぐことが出来るそうです。
※足の裏に傷などがあるとすぐに感染することもあります。
ではなぜ女性の感染が増えていると思いますか?
その答えは・・・女性特有の靴環境に関係があります。
特に気を付けたいのが、ストッキングとパンプスの組み合わせです。通気性も悪く密着したつま先は汗や湿度で蒸れやすく、足の指は汗や皮脂、垢などの汚れもあるため雑菌が繁殖しやすい環境ということです。
最近では素足でパンプスを履く女性も増えているみたいですので、さらに注意が必要です。汗を吸収、発散してくれるものが無いわけですから、靴内の環境はとても悪くなります。
そこで、おしゃれを楽しみつつ、きれいな足を保つためにぜひ取り入れたい対処方法をご紹介します。
水虫を防ぐカンタン対処法5選
石鹸でしっかりと足を洗い乾燥させること
足に怪我さえなければ仮に菌が付着したとしても24時間以内に石鹸で洗い流し、足をサラサラに乾燥させることで感染を予防できますので、帰宅したら足を洗う習慣をつけるようにしましょう。
足をしっかりと洗うのであれば指の間や爪の間なども洗う必要がありますので、爪ブラシや足裏ブラシがおすすめです。
最近では足裏ブラシの種類も増え、吊るして干せるタイプや壁に吸着して干すタイプもあるので清潔に長く使えるようになっています。足裏ブラシならついでに角質ケアにもなりますので、きれいな足になりたい方におすすめです。
靴下やストッキングは毎日変える
肌に直接触れる靴下やストッキングは毎日清潔なものを使いましょう。
汗をかいていないと思っても足の汗や皮脂汚れは付着しています。そのまま履き続けと雑菌が増えてしまいますので、予防の為にも毎日清潔なものを使用するのがおすすめです。
また、靴下の素材によって吸水性が高いもの、速乾性が高いものにも違いがありますので汗が気になる方は麻やシルク、ウールなどの混合素材を選ぶのもおすすめです。
日中に靴を脱ぐ時間を作る
会社で靴を履き替えられる人や日中靴を脱ぐことができる人は定期的に足を乾燥させるにしましょう。
1日中立ち仕事だったり、靴を脱げる環境にない方でもトイレ休憩などがあれば少しの間靴を脱ぐことができると思いますのでタイミングを見つけて足を乾燥させるようにしましょう。
靴はローテーション&メンテナンスが必須!
同じ靴を毎日履くのはNGです。1日履いた靴は汗や皮脂、菌が付着していますので、菌が繁殖しないようにしっかりと乾燥させることが大切です。
そのためにも靴はローテーションをして使うのがおすすめです。
汗だけではなく雨などで濡れた場合も同じで、濡れている靴を履くのは良いこととはいえませんので、靴を早く乾燥させられる方法をご紹介します。
- 新聞紙を丸めて入れる
新聞紙は水分の吸収が早い為、靴の乾燥にも役立ちます。くしゅくしゅに丸めてつま先にしっかりと詰めるのがおすすめです。 シリカゲル(乾燥剤)を使う
お菓子とか海苔とかに入ってる乾燥剤がシリカゲルです。水分を吸収する効果が高く、熱の発生温度も低いので靴の乾燥に使用しても問題ありません。
※注意点として石灰乾燥剤だと火事の原因にもなりかねませんので、靴の乾燥に使用するのは危険ですので注意が必要です。- ドライヤーを使って乾かす
靴専用の乾燥機器であれば、靴をセットして30分ぐらいで靴を傷めることなく乾燥させることができますが、ドライヤーの場合は少し注意が必要です。
直接ドライヤーをあげると革を傷めてしまいますので、靴の中に新聞紙を入れタオルでくるんでからドライヤーをするようにしましょう。
共有する物いつもきれいにしておく
家の中でも油断はできません。家族で水虫に感染している人がいれば、菌が共有部分に付着することもありますし、水虫菌のついた皮膚が剥がれ落ちることもありますので、床やバスマット、トイレのスリッパなど共有する場所や物は清潔に保つようにしましょう。
床掃除は、掃除機やウエットシートなど交互でもよいので定期的に掃除をしましょう。また、共有するバスマットやスリッパなどはこまめに洗濯し清潔に保つことが大切です。
さいごに
パンプスやブーツなどは女性のおしゃれに欠かせないアイテムですが、毎日同じものを履き続けるのは靴も傷みやすくなりますし衛生的とはいえません。靴はローテーションをして使い、使用しない時はしっかりと乾燥させることで雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
水虫菌は付着しても洗い流すことで感染を防げるようですので、「自分は大丈夫」と安心してしまわずに、こまめに予防対策をしてきましょう。