熱帯夜でも快適な睡眠をとりたい!エアコンに頼らない睡眠対策5選
すっかり暑くなってきて熱帯夜になる日も多くなってきましたね。
熱帯夜を乗り切る方法はどんな事をしていますか?エアコン、扇風機、涼感マットなどいろいろ工夫をしているのではないでしょうか?
熱帯夜とは25℃以上の暑い夜の事。熱帯夜というワードを聞いただけでも何だか寝苦しい感じがありますが、エアコンに頼り過ぎると体調を崩したり、肌がカサカサになったりもしますよね。
出来ればエアコンに頼らずに快眠できたらと思っている方に、ちょっとした事を変えるだけで気持ちの良い睡眠をとる事が出来る方法を紹介します。
夜の真夏日熱帯夜は熱中症の危険もある!?
夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上になることを熱帯夜と言っているわけですが、日中だったら真夏日です。
私たちの睡眠に適している温度は20℃と言われていますが、それを超えた温度の熱帯夜だと様々な影響が出てきます。眠りの質が悪くなると疲労回復が出来ずに疲れが翌日に残ったり、肌の調子も悪くなってしまいます。しかも寝ている間に熱中症になってしまったら気づく事も出来ないと思うと怖いですよね。
そうならない為には体温調節をできるような環境をつくること、体温調節できる体を作ることが大切なんです。
熱帯夜をエアコン無しでも快適に寝る方法
エアコンや扇風機をつけたまま寝るのはどもう苦手という人も多いと思います。特に女性は冷えやすいのも理由の一つかもしれないですね。
そんなあなたにぜひ試して欲しい熱帯夜を快適にする方法を紹介します。
その1.寝具の素材を夏用に変える!
シーツやパジャマの素材を見直すだけで寝苦しさが変わります。
そもそも最近パジャマを着る人が少なくなっている様な気もしますが、寝る時に着る素材は体温調節と深く関係していますので素材別の特性を知っておいて損はありません。
- コットン :綿は肌触りが良く、吸水性に優れ、保湿効果があります。
- 麻・リネン:どちらも麻なのですが、肌触りが柔らかめなのがリネンです。
肌触りが良く、吸水性に優れ、発散性が高いと言われています。 - シルク :絹は美容効果も高いので注目されている素材です。
肌触りが良く、吸水性に優れ、発散性が高いと言われています。
化学繊維や合成繊維といった素材にも、吸水性に優れ、発散性が高い商品も多数あります。
こう見てみるとコットン素材は夏の湿度を考えると不向きだったんですね。Tシャツで寝ている人は素材を確認してみるとかなりの確率で綿100%の記載があるのではないでしょうか。
シーツやパジャマ、タオルケットなど素材を見直すだけで、接触冷感が変わりますので涼しく感じる事ができ、湿気を除いてくれるので快適な睡眠環境になります。
その2.熱帯夜でも快適な睡眠をとる為のお風呂の入り方
私たちが寝る時に体温は下がっていくのはご存知でしたか?
眠くなると体温があがるという経験をしている人もいると思いますが、眠りに入るときにはだんだんと深部体温が下がるので脳やその他の臓器を休ませる効果があると言われています。
深部体温を下げる事が快適な睡眠をとる為の鍵になります。
そのためにはまず、一度深部体温を上げておきます。時間の経過とともに深部体温が下がるので下がる頃になると睡眠導入が良くなるという事です。
良質な睡眠をとる入浴方法
入浴温度は40℃前後
※ぬる過ぎると体温と変わらなくなるので深部体温をあげる効果が低い
※温度が高すぎると交感神経が興奮してしまい睡眠の妨げになります
- 入浴時間は10分以上1時間未満
- 入浴は睡眠の1時間~30分前にする
※体のほてりが無くならないままでふとんに入ると深部体温は下がりませんので、最低でも30分前には入浴を済ませておくのが理想的です。 - お風呂場の明るさは少し暗めにする
※リラックス効果が高まります
その3.暑さ対策グッズを使用する
暑さに負けない体はこれが出来るだけで大丈夫
人間の体温調節機能と言えば汗をかく事です。
常にエアコンの中にいる環境は汗をかくという当たり前の体の機能を低下させてしまいます。意識的に汗をかくようにする事で体の体温調節機能を正常にもどす事が大切です。そのためには、環境を変えること、運動をすることが解決方法になります。
その4.エアコンの設定温度を高めに設定する
長袖を着ないといけないような温度設定はやめる。推奨されている夏の室内温度は28℃です。1℃違うだけで電気代の節約にもなります。
汗をかくどころか体が冷えて夏なのに冷え性に悩む人も多いのも事実です。
会社などでも設定温度を高くする派と涼しさを求め低くする派に分かれると思いますのでなかなか難しいところですが、少なくとも自分が冷えない為の対策はぜったいにして下さい。
「冷えは万病のもと」と言われ東洋医学的にも、西洋医学的にも良いものではないとされています。
冷え性になるという事は体の循環が悪くなるということです。循環が悪くなると代謝が落ち発汗機能が落ちますので、体温を下げる事が出来なくなるだけでなく体調不良になることもあります。
その5.汗をかくような運動をする
自宅、電車、車、外出先などエアコンが当たり前にあると、外を歩いている時間に熱を体に取り込み汗をかかないままエアコンの中に戻るといった事があると思います。
これの繰り返しをしているだけで熱中症になる事もあります。
理由は汗をかかないから。
私たちの体は汗をかく事で体温を調整してくれます。つねに汗をかける体を作るためにも適度に運動をする時間を作りましょう。
日中は暑いので早朝や夕方などにウォーキング、ランニングなど汗をかく運動をしたり、帰宅時にひとつ前の駅から降りて歩いて帰るというのもなかなか良い運動になります。
汗をかいたら水分はしっかり補給して脱水症状にならないように気をつけてくださいね。
まとめ
熱帯夜でも快適に寝る方法はいかがでしたでしょうか。
エアコンに頼り過ぎると体温調節が出来にくくなり、ダルさが抜けない、食欲が無いなどの夏バテにもなりやすくなりますし、熱中症の危険もあるわけです。
寝具の素材を見直しすと接触冷感が変わりますし、入浴方法を見直すだけで睡眠の質よくなります。入浴をすると汗をかくこともできますので、体温調節機能も少しは改善されると思います。
良質な睡眠をとることは肌や髪を綺麗に保つためにも欠かせないことですし、疲労回復やメンタル面でのリフレッシュにも大切です。
熱帯夜でも快適に寝る為に寝具素材、入浴方法、体温調節を改善してみてはいかがでしょうか?