白湯の効果ってなに?正しい作り方と意外と知らない注意点!
白湯(さゆ・しらゆ)にはデトックス効果やダイエット効果があると話題になっていますね。
最近では女優やモデルなどの著名人なども取り入れていることからも注目されていますが、どうして効果があるのかは知らない人も多いのではないでしょうか?
健康だけでなく美容にも効果があるといわれる白湯について見ていきましょう!知らないと逆効果になる注意点も抑えておいてくださいね。
白湯はただのお湯だけじゃない!注目の効果とは?
白湯は水を沸騰させたもののことで、約50℃ぐらいまで冷ましたものは湯冷ましといいます。
ですが、一般的には温めて50℃前後まで湯ざまししたものを白湯としていることがほとんどです。
これだけを見るとただのお湯だと思いますが、そもそも白湯が注目された理由は、インドで古くから認められている伝承医療「アーユルヴェーダ」に基づいている健康法に基づいたものだからなんです。
アーユルヴェーダによると、風、火、水のそれぞれに役割があります。
- 風のエネルギー
運動や刺激、神経の伝達、呼吸など - 火のエネルギー
食物の消化、吸収や生命維持のための代謝など - 水のエネルギー
身体をつくったり、体力の維持をするなど
この火、水、風の3つのエネルギーのバランスを整えることが健康な状態とされています。健康な状態にするために効果を発揮するのが白湯ということです。
アーユルヴェーダの考え方以外でも白湯の効果として考えられるのは、内側から体を温めるので内臓が温められることで内臓の活動が活発になり基礎代謝があがります。
具体的に期待できる効果としては、
- 胃もたれや食欲不振の改善
- 便秘の改善
- 冷え性の改善
- ダイエット効果
- 美肌効果
- 子宮や卵巣の機能を高める
- 基礎代謝が上がる
- 免疫力がUP
- 寝起きがよくなる
など驚くほとたくさんの良い効果があるといわれています。
白湯を飲むタイミングと量
白湯を飲む時に気をつけてほしいのが、飲むタイミングと量です。
白湯を飲むタイミングは、起床時と食事の時、お腹が空いた時に飲むだけです。
1回に飲む量 : 1回につき約200ml
1日に飲む量 : 1日800ml~1000ml
※人によって量には違いがありますので、次に紹介する計算式を参考にして下さい。
起床時の飲むポイントは5~10分ぐらいかけてすするようにゆっくり飲むこと、体をやさしく起こすつもりで時間をかけることで内臓が動き出します。
白湯の効果を感じるには1週間~3週間続けると効果を感じられる人が多いといわれています。
白湯は飲みすぎると逆効果!
とてもよい効果が多い白湯ですが、いくらでも飲んでも良いというわけではありません。
飲みすぎると胃液を薄めてしまうので、消化不良になったり代謝しきれない水分が溜まりむくみの原因にもなりかねませんので注意が必要です。
先ほどもお伝えしましたが、一般的には800ml~1000mlといわれていますが、必要な水分量は仕事や運動量など個人差がありますし体型でも違いますので、自分に合った量を一度確認するようにして下さい。
目安として次の式で算出できます。
1日に必要な水分量の目安(ml)=35 ml×体重(kg)
例 体重60kg = 必要な水分量 2ℓ
体重50kg = 必要な水分量 1.75ℓ
- この水分量には食事に含まれる水分なども含まれているので、食事以外でこの水分をとってしまうと、多すぎてしまいます。2000kcalの食事で食べ物に含まれる水分量は約800mlといわれていますのでこれを目安に差し引くとよいでしょう。
- 季節や運動、入浴などでも必要な水分量は変わりますので、決めてしまわずに調節するようにしましょう。
周りと同じ量が自分に合っているとは限りませんので、自分に合った量を知ることが大切だと思います。
白湯の正しい作り方
では、さっそく白湯の作り方を紹介していきます。
お水はミネラルウォーターが安心かと思いますが、水道水でもカルキを飛ばすために空気に触れさせて半日ぐらいおいたり、浄水フィルターを使った水でも良いようです。
アーユルヴェーダの正しい白湯の作り方
アーユルヴェーダに習った白湯の作り方を紹介します。
- 新鮮なお水(できればミネラルウォーター)をやかんや鍋に入れる
- 蓋はしない
- 火にかける
- 10分~20分以上はボコボコする状態で沸かし続ける
- 約50℃(すすって飲めるぐらい)ぐらいまで冷ます
- 保温機能のある水筒や魔法瓶に入れる
約1ℓのお水をやかんに入れて作ると沸騰させている間に蒸発して減りますが、800mlぐらいは十分に残りますので、作る時は1ℓを目安にするとよいと思います。
アーユルヴェーダでは、新鮮さを大切にしますので作り置きして温め直すのはおすすめしていません。
魔法瓶に入れて1日で飲みきれる量をつくるようにしましょう。
もっと手軽に白湯を作るには
毎朝アーユルヴェーダ式で白湯を作るのは、時間もかかりますので大変ですよね。
アーユルヴェーダのエネルギーバランスを整える効果を目的としているので手間がかかりますが、内臓を温める効果を目的とするならもっと手軽に白湯はつくれます。
電子レンジで白湯をつくる
- マグカップにミネラルウォーターを入れる
- 電子レンジ(500W)で1分半ぐらいチンする
- 50℃位まで冷ます
電気ポットや電子ケトルで白湯をつくる
- 電気ポットや電子ケトルにミネラルウォーターを入れる
- 沸騰させる
- 湯のみやマグカップで50℃位まで冷ます
通常のお湯を沸かすのと同じですね。続けることが大切ですので、ライフスタイルに合った方法を選んでください。
時間に余裕がある時などはアーユルヴェーダの作り方で白湯をつくると気持ちも癒されますので、やってみてくださいね。
白湯が苦手な人でもできるアレンジ方法
味のあるものに慣れ過ぎていると、白湯がまずいと感じる人も多いそうです。身体の毒素が抜けていくと白湯の甘さなどを感じられるようになって美味しく感じられるようになります。
どうしても白湯が苦手という方は、生姜やシナモンなど身体を温めるものをプラスして香りのある状態からスタートしてみましょう。
最後に
白湯の効果と注意点いかがでしたか?
白湯を飲むことで内臓の働きを元気にして、デトックスできるんです。冷え性の改善、免疫UP、便秘、肌荒れ、ダイエットなどたくさんの効果が期待できます。最初は味が無いお湯を飲むのは苦手と感じることもあると思いますが、デトックス効果で1週間もすぎると白湯の甘みを感じることができるようになります。
簡単に続けられる白湯で健康で美しい肌を取り戻しましょう!