ストレスを乗り切る大人のスルースキルの身につける7つのポイント
忙しい現代人は多くのシーンでストレスを感じることがあると思います。
「人の目が気になる」「人と接するのが苦手で疲れてしまう・・・」「人に言われたことで悩むことが多い」という方におすすめしたいのが、大人のスルースキルです。
スルースキルは単に”気にしない”ということではなく、自分でストレスをコントロールできるようになる方法です。
今回はスルースキルを身に着けるための方法や気持ちの切り替え方など順番にご紹介していきますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
大人のスルースキルとは?
そもそもスルースキルとは、
というようにもともとはSNS上のの対処方法の1つということですが、今では実生活でも取り入れられる対処方法として広く浸透しています。
スルースキルを実生活に取り入れるのは毎日顔を合わせる会社やママ友などの場合は難しいと感じるかもしれませんが、大人のスルースキルは”自分と周りの状況を理解して、行動をした後のメリットやデメリットを予測して判断し行動する”ことですから誰もが今の状況を変えられる手助けになるはずです。
大人のスルースキルはこれから始めよう!
大人のスルースキルは必要な情報を選ぶことという意識を向けることで、周りのことに気をとられたり、周りの言葉に左右されないようになるため、まずはじめやっておきたいことが、”自分を理解する”ことです。
自分を知ることで周囲への対応方法をハッキリさせることが目的ですので、まずは次の項目について紙に書き出してみましょう。
- 自分がストレスに感じること
- 自分が言われて嫌なこと
- 自分の中の嫉妬、ねたみ、憎しみなどネガティブな感情
- 自分がやりたいこと
- 自分が好きなこと
- 自分の大切にしたいこと
- 大切にしたい人
- 一番幸せだと思う時(子供時代でも、学生時代でもOKです)
人に見せたりする必要はありませんで正直に書き出してしまいましょう。
書いているうちに気持ちが暗くなってツライかもしれませんし、面倒くさいかもしれませんが具体的に書き出すことで対策をしやすくなりますので、思いつく限り具体的にどんどん書き出していきましょう。
手書きをする事の大切さは下記記事にまとめていますので、興味ある方は参考にしてみてください。
頭で何となく考えていた時よりも、自分のことがハッキリとしてくるはずです。
ポジティブな情報だけでなく、ネガティブな情報も実は自分にとってプラスになる場合もありますので、
- 自分がやりたいこと
- 大切にしたいことを軸にして
- スルーして良いこと
- 対応しなければならないこと
それぞれを選別していきましょう。
選別するポイントは、「自分の気持ちを優先する」ことです。あなたの軸をつくるための工程ですので、自分の気持ちに素直に判断をするようにしましょう。
あなたのスルースキルレベルは?簡単スルースキル診断
スルースキルはこれまでの生活環境や性格によって個人差があると言われていますので、まずは自分のスルースキルレベルをチェックしてみましょう。
次の項目にYesの回答となる場合はチェックを入れて何個当てはまるかを数えておきましょう。
- 言われたことを長期間引きずってしまう
- 人の長所を見つけるのが苦手(短所が目についてしまう)
- 接客業に向いていないと思っている
- 人混みが苦手だと感じる
- クレームを入れることがよくある
- 自分から謝るのが苦手
- 話を途中でさえぎられるのが嫌
- 自分のペースを乱されるとイライラする
- 周りの目が気になる
- 好きなことより嫌いなことの方が先に思いつく
- 人の意見に左右されやすい
簡単な診断内容ですが、これらの項目にYesが多い人ほどスルースキルが低い可能性があります。
最近はいろいろなスルースキル診断がありますが、結果にあまり影響を受けすぎないようにして下さい。診断はあくまでも目安です。
どんな診断結果だとしても、スルースキルはスキルですから身につけてしまえば、精神的にリラックスした毎日を過ごせますし、人間関係のトラブルを避けられるようになりますので、安心して読み進めてくださいね。
スルースキルの身につけるための7つのポイント
これでもうあなたの軸は決まりましたので、あとは対応していくための大人のスルースキルを身につけてしまいましょう。
ストレスに感じる状況を書き出して客観的に理解する
あなたがストレスを感じることを具体的に書き出してみましょう。
例えば、
- いつも人(あなた)のせいだといわれる
- 相手の気分屋な態度が我慢できない
- 悪口ばかり聞かされるのは嫌だ
- 何でもかんでも押しつけられる
- いじわるなことを言われる
- 自慢話をひたすら聞かされる
具体的に書き出すことで、あなたのストレスの対象をハッキリさせます。
そのうえで、先ほど決めた軸を基準に「スルーしてよいこと」「対応しなければならいこと」に分けて、対応が必要なものの対策をしていきます。
ストレスの対象をハッキリさせて、対応策を決めておくということです。
ネガティブな感情が自分にあることを認める
人を羨ましく思ったり、どうせ自分なんてと悲観することや、嫌なことしてきた人に怒ったり、イライラする感情ありますよね。
嫌なことをされて笑って許せる人はなかなかいません。ネガティブな感情があって当たり前です。
でも、ずーっと同じことばかり考えていても何も変わりません。
認めないことで気づかないうちに負の感情が蓄積されてしまいますので、そのネガティブな感情をまず認めてください。
ネガティブな感情は恥ずかしいこではありませんし、ダメな感情ではありません。
認めたうえで、これから自分がどうするのか、どうしたいのかを考えるようにすることでスルースキルはアップしていきます。
自分の大好きなこと、大切な人、やりたいことを書き出す
あなたが大切なことなので、周りがどう考えるかは関係ありません。
自信を持って書き出してください。
仕事とプライベートそれぞれを分けて書き出すと、気持ちの切り替えをしやすくなります。
仕事で好きなことなんて無い!と思うかもしれませんが、中でも得意なことや集中できること、今後やってみたいことなどを書き出してみるのも良いですね。
プライベートなら家族や友達、趣味など何でもOKです。
あなたがやりたいこと、大切なことを書き出していく事で、あなたの軸を見つけてください。
軸あれば、ストレスに感じることがあった時にどう対応しなければいけないかを判断しやすくなります。
相手の反応を予測して、自分にとってメリットがる対応を考えるためにも自分が大切にしておく軸を見つけておくのがおすすめです。
嫌な人もその人なりの価値観があるのを認める
イヤなこと言う人もその人なりの価値観があります。
「何でそんな態度とるのかな」とか、「ありえない・・・」と思って嫌いになるのも当たり前です。
感情として嫌いな人がいてもOKです。
ただ、そんな相手もその人なりの残念な価値観の持ち主なのです。
気分屋な人もいますし、傲慢な人もいますが、横暴な人などいろいろな人がいます。
この人たちは、そうなっていることに気付けない残念な価値観の人です。
しかも、これに気づけていないとしたら・・・むしろ気の毒でしかありませんよね?
残念な人はそう簡単には変えられませんので、そのままを認めてあげましょう。
上から目線に感じるかもしれませんが、冷静に対応してあげるぐらいの気持ちで対応しましょう。
自分の価値観も周りとは違うことを認識する
先ほどとは逆に、自分の価値観も周りの人と同じというわけではありません。
自分の価値観で周りの人を判断してしまうと、理解できない言動にイライラしてしまいますので価値観が違うことを認めるようにしましょう。
あなたが「普通こうするよね」と考えていることは、あなたの価値観からみた普通です。
これを忘れてしまうと、
「我慢しなくちゃいけない」というストレスになることもありますので、まずは価値観は人それぞれ違うことを認めて、周りを見るようにしていきましょう。
自分の判断(自分の価値観)でスルーするかを判断
周りの人のアドバイスを聞くことも大切ですが、最後に判断するのはあなたです。
人はそれぞれの想いがありますが、それをすべて受け入れる必要はありません。あなたの軸を中心にメリットがあれば取り入れれば良いし、デメリットしかなければ、そういう意見もあるんだなというだけです。
スルーするかを判断する時は、自分の価値観でその後のリアクションのメリット、デメリットを想定して判断するようにしていきましょう。
周りより自分から
周りが変わってくれないかなという考えるよりも、自分が先に変わる方が簡単にコントロールできます。
嫌なことをする人が突然良い人になることは・・・まずありませんね。人の価値観はそう簡単に変えられるものではありませんし、そんな必要はありません。
自分が変わることならコントロールできますし、これが一番簡単で効果を実感しやすいといえます。
自分が大切にしていることを軸に、どう対応していくべきかを考えて準備することができれば、人間関係のモツレも対応しやすくなりますよ。
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読んでいて「あるある!」「私の気持ちが何で分かるの?」「そういうことだったんだ!」という気持ちにさせてくれます。
街中で感じるイラっとすることや会社などで感じるイラっとすること、家族の理解できないイラっとする行動など、いろいろなケースで書かれているのでモヤモヤしていたことが何だったのかが分かるようになると思います。
「自分が我慢することがスルースキルではない」
と実感させてもらえますし、セクハラ発言やパワハラ発言に悩んでいる人にとっては、「そんな対処方法があったのか!」と自分の状況に置き換えやすい事例が紹介されています。
「自分の好きなことができない」「理不尽なことが多すぎる」という悩みをお持ちの方におすすめの本です。
まとめ
スルースキルはいかがでしたか?
仕事や学校、習い事など気の合う仲間ばかりではありませんし、世代、性別、育った環境などそれぞれが別々の価値観を持っているのですから、全てを受け入れるのはお互いに難しいものです。
自分の状況や感情と周りの状況や感情を客観的に分析するとで、結果を予測して対策は誰でもできるようになるはずです。
まずは今回ご紹介した方法で自分の軸を見つけ、自分中心の対処方法を見つけていきましょう。
最初はスルーする必要があるのかどうかを考えることが増えてしまい面倒に感じるかもしれませんが、続けることで自然にスルースキルを使えるようになっていきますので、ぜひ試してみてください。
スルースキルを身に着けてあなたの毎日が明るく楽しいものになることを祈って。